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人類はどこまでエイズを克服できたのか

恐ろしい。
でも恐れずに

エイズの感染経路は主に出産、授乳による母子感染、注射針の使いまわしによる血液感染、性行為による性感染の3つの経路です。
エイズの感染経路が明確になった今日、医療現場の処置により血液感染のような感染経路は根絶し、エイズの感染経路はほとんど一つに限定されました。
エイズは性病です。
そして根本治癒の治療法が確立されていない不治の病です。
ただ、正しい知識をもてば未然に予防できる感染症です。
まず、他の性感染症と比較しても、非常に感染力の弱いウィルスであり、オーラルセックスでの感染の危険性もB型肝炎とは比べものにならないほど低いものになります。
キャリアの人と一緒に暮らしていても、日常生活では感染する危険性はまったくありません。


コンドームが最大の味方

性病の一般的特徴と同様、エイズにも潜伏期間があります。
そしてこの潜伏期間が他の性病と比較して格段に長いのです。
一般的に潜伏期間は5~10年といわれ、一旦あらわれる初期症状も倦怠感や発熱など、風邪とまちがえて見過ごしてしまいがちとなります。
その間の性行為によって感染者が増えてしまうから本当にこまりものです。

現在はエイズ治療の研究が進み、免疫不全という最悪の事態の発症を先延ばしにすることは可能です。
でも根本治癒でない以上、予防することが最大の医療措置なのです。

予防方法は単純明快。
コンドームの着用によってほぼ完全に感染を予防することができます、避妊よりも確実に。
B型肝炎の頁でも述べましたが、最大の予防策はコンドーム。
性的サービスの種類によって、お店の責任として客のコンドーム着用を義務化すべきでしょう。


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