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不確かな知識が悲劇を増大する

ちょっとした自覚症状を知る

もっとも多い性感染症であるクラミジアを例にあげれば、20歳前後の女性の約3割がクラミジアのキャリアといわれています。
そしてその約8割が自覚症状がないため、知らない間に蔓延していく危険性が高いのです。
さらに潜伏期間が通常、1~3週間、性行為の機会が多い場合、一体誰が誰に感染させたのか感染経路の特定も難しいのが実情です。
自覚症状を感じても、女性の場合、軽い生理痛のような痛みやおりものが増える、またその色が黄色く濁るくらいなので看過してしまう傾向があります。
そしてそのまま症状が進行してしまった場合、子宮頚管炎、子宮内膜炎、卵管炎、骨盤腹膜炎へと進行し、ひいては不妊、早産、流産の要因となっていくのです。

気軽にいけるかかりつけの病院を見つける

忙しい現代社会。
少々、我慢できる身体の不調なら病院の診察をうけず無理をしがちです。
これが性感染症の場合、自覚症状もあまりなく、症状はさらに進行していきます。
なかなか一般の病院で相談しにくいというのも診断が遅れる要因のひとつでしょう。
面倒なことにならないためにも、自宅やお店の近くにある性病専門のクリニックをさがしておくことが大切です。
その道の専門家であるお医者さんなら気になる他の症状も気軽に相談することができます。
いいお医者さんをさがすのは口コミが一番。
お店の店長や先輩、同僚に聞いていざというときの病院を決めておくとよいでしょう。
病院が苦手で、ある程度自分で判断したいという場合、通販などの性病検査キットがあります。
気軽に自宅で検査し、陽性の疑いが出れば病院に足を運ぶ勇気もでます。
手遅れになりがちなのが性病全般の特徴です。
手遅れにならないための自分自身のルール作りが大切です。


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